ショスタコーヴィチの証言

これは自分の中でも時々読み返す本です。

ショスタコーヴィチの証言 (中公文庫)

ショスタコーヴィチの証言 (中公文庫)

ショスタコーヴィチは、20世紀を代表するソ連の作曲家ですが、死後に米国で本書が発表され、その内容がスターリンをはじめとする体制批判の内容が数多くあることから非常に話題となったものです。
その後、その証言内容の真偽が論争となり、現在では偽書であるとされています。


ただし、自分がこの本に共感するのは、本人の証言の真偽はともかくとして、生きていくうえでの様々な視点を示唆してくれるその完成度の高さです。そして、様々な人生の処世訓にもあふれていて、何度読み返しても新しい発見をもたらしてくれます。


現在は中古でしか入手できないようですが、復古が待たれるところです。