AT&Tパークとバリー・ボンズ

サンフランシスコ2日目朝は、サンフランシスコ・ジャイアンツの本拠地AT&Tパークへ。
Powell St駅から地下鉄で5駅、海沿いに走って球場前の駅で降ります。



オフシーズンなのでひっそりしていますが、
本塁打660本のウィリー・メイズの像があり、球団の歴史のたたずまいを感じさせます。


さて、外野が海側となっており、ライト側の外の地面には、バリー・ボンズのプレートがありました。
画像は、ベーブ・ルース超えの715本、ハンク・アーロン超えの756本を記念するものです。



この球場は、レフトが広く、ライトは狭いかわりに高いフェンスがあり、なおかつ海からの向かい風で左打者には不利といわれています。
そこで、驚異的な数の本塁打を量産したボンズに対して薬物使用の疑惑が高まるにつれ、その記録に疑問が投げかけられています。
実際、球場内のショップには、ボンズの名を使用したグッズは見当たらず、まるでジャイアンツに在籍していなかったかのようです。


しかし、薬物使用でパワーは増したかもしれませんが、その合理的なバッティング・フォーム、驚異的な動態視力とミート技術などは薬物を使えば達成できるものではないのではないかと思っています(もちろん、薬物使用を肯定するものではありません)。
2000年の開場以来、ライト場外の海へ打ち込むSplash Hitsの多くはボンズが放っています。


Splash Hits


天気の良い球場のまわりを散策しながら、ボンズに対する毀誉褒貶について考えていました。