北朝鮮の金総書記死去

今後の影響について様々な憶測が飛び交っていますが、以下はマーケットの観点からの様々なコメント。
おそらく各人色々に語られたのを短く編集された結果であることは承知していますが。

1.<マネックス証券 チーフ・エコノミスト 村上 尚己氏>
マーケットは北朝鮮のこれからの混乱を予想し、いったんリスクオフに動いている。後継者である金正恩氏への権力移譲が十分進んでいないなかであり、今後、権力争いなどが予想されるためだ。

2.<りそな銀行 総合資金部 チーフストラテジスト 高梨 彰氏>
北朝鮮金正日総書記が死去したとの報道を受け韓国の株価が急落するのは当然としても、日本株にはあまり影響はないとみている。(先物や為替の動きなどで)短期的に反応するかもしれないが、薄商いには変わりないのではないか。今後の北朝鮮の体制がどうなるのかを注目している。また、北朝鮮と中国との関係がこれからどう維持されていくのか注視する。

1.はニュースが駆けめぐった直後の動きであろうか。今のところ2.のほうがしっくりくると思います。


3.<カブドットコム証券 マーケットアナリスト 山田 勉氏>
金正日総書記の死亡を受け、権力移譲がきちんと行われるかどうかが不安視されている。仮に北朝鮮内で混乱が起これば地政学リスクの高まりを意識せざるを得ないだろう。現時点では様子見要因の一つとして趨勢を見守りたい。

まあ、情報が少ない以上予想は不可能だから、趨勢を見守るしかないのは確かです。

4.<SMBC日興証券 チーフストラテジスト 末澤豪謙氏>
円債相場への影響としては、短期的には有事ということで質への逃避的な動きになりそうで、株安、金利低下要因になる可能性がある。一方で、北朝鮮の体制が変わる可能性が出てくれば、朝鮮半島内での特需で株高、金利上昇に転換する可能性も想定される。

朝鮮半島内での特需!?その前に混乱があるのでは。

5.<新韓証券のマーケットアナリスト、LEE SUN-YEB氏>
報道を受け株式市場が反応しているが、悪影響は長くは続かないと思う。北朝鮮は総書記の死去をテレビで伝えており、冷静で落ち着いている。後継者はまだ若いが、金総書記は長期間病気を患っていたため、権力移譲も時間をかけて確立していた。

そうなんですね。

6.<新韓フィナンシャルの金融アナリスト、CHOI CHANG-HO氏>
金正日総書記の死は、韓国経済と株式市場全般に間違いなく大きな影響を及ぼすだろう。

そうでしょうね。


やはり、趨勢を見守るしか。
ということは、やはり3.に一票!